芸術の秋 狂言

先日、びわ湖ホールで行われた野村万作さん、萬斎さんの狂言を観てきました。

今回は「鏡冠者」と「越後聟」。いつもの狂言とは少し違った演目です。

狂言

「鏡冠者」は鏡のマイムや左右対称の連舞などがあり、どんどん引き込まれていきました。そして、いつの間にか不思議な世界にはいって・・・最後は笑いではなく、少しホラー的  すっごくいい作品です!!!!

この作品は2000年に国立劇場で初演後、再演を重ねてバージョンアップされたそうです。

伝統芸術は古典的作品だけでなく、それらを土台に新しいものを創り展開していくチャレンジがあるからこそ、伝統は残っていくのだな、と改めて思いました。

守るべきところは守り、今の時代の感覚でも受け入れやすく、その芸術がもっている良さが感じられるものを創り演じる。そしてそれに触れた人はもっと観たくなり本物の良さを実感する。だからこそ、文化が継承される。言い換えれば、時代に合わせて伝統を活かすということだと感じました。

組織もそうですね。進化するには何かを変化させないと前には進めません。それには勇気や挑戦、決断、そして継続、何より「本気の覚悟」という強さが必要です。

「越後聟」は舞歌が繰り広げられ、万作さんの響きのある謡、萬斎さんの躍動感あふれる獅子舞など圧巻でした!継続し極めていく努力があっての舞台。本物に触れた感動の一日でした!

もちろん、びわ湖ホールの皆さんが、研修の成果を存分に発揮してくださっているか、応対を厳し~い目でチェックしてきました!

 

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